2024-01-01から1年間の記事一覧

低気圧で片頭痛

世間が「片頭痛」という言葉にまだ馴染みがなかった時代。平成初期の6月某日、とある片田舎で町内の小学校対抗陸上ホッケー大会が開催された。朝から小雨が降ってはいたが中止にはならず、この日のために練習を積んできた児童たちは皆、安堵した。弱小チーム…

おなかのご機嫌

腸活って、難しい。 20代の頃、身体を温めることの大切さ="温活"というものを知らず冬でも薄着で過ごしたり、風呂はシャワーのみだったり、冷たいものを好きなだけ飲み食いしたり。これらによりよくおなかを下していたものだった。仕事にも支障を来していた…

心への語りかけ

長くてあっという間の2ヶ月が過ぎようとしている。兄からの電話で母の訃報を知ったとき思ったこと―――お母さん、今日なんだね――― 母は生まれたときから心臓が弱く、子どもの頃は登り坂を少し上がっただけで呼吸が苦しくなるほどだったらしい。小学校入学を1年…

不都合な記憶

法要のときに祭壇に飾る花を注文した際のやり取り→→→ (年中無休って書いてあったけどなかなか電話に出ない、しぶとく10コールほど待ってそろそろ切ろうかと思っていると、出た) 花屋「はい〇〇◯花です」 私「(?お待たせしましたとか言わないのね)もしもし、…

仕事再開

学生の春休み並みに長い閑散期が過ぎ、新年度の仕事が始まった。いきなり繁忙期になるため、心身にかかる負荷メータは0から一気に振り切れてしまう。細々とした反復運動で下腿下部から足先(特に脛、足背)にかけて筋肉痛に見舞われた。ランニング後のケアに使…

今年の桜

昨今の入学シーズンは葉桜で迎えることが多かった印象だが、今年は淡いピンク1色、見事なタイミングの開花となった😊🌸母の忌中であるため静かに過ごしている中、母を思い出しながら桜並木の遊歩道を歩き、香りを感じて穏やかな気分になる。 今日の明け方、久し…

新しい日常

黒いパンツ(下着)に茶色のムラがまばらに出ている。実家での洗濯を父に任せたところ、洗濯機周辺から塩素の匂いが異様に漂っていた。ハ◯ターをがっつり入れたらしい。「ハ◯ター使った?汚れの目立つ、白い布を洗うときに使うんだよ!」と教えた。 思えば父が…

春の光

「春光」 先日亡くなった母の戒名の一部分である。冬の冷たい空気を温めるような、明るく柔らかい光をイメージさせる言葉。祭壇を見つめながら悲しみの涙から感謝の涙に変わったのを感じた。 およそ多くの人が経験するであろう"親の見送り"が突然訪れ、年齢…